横浜ゴムは9月25日、伊藤忠商事が天然ゴムの持続可能性(サステナビリティ)の向上を目指し推進する「PROJECT TREE(プロジェクト・ツリー)」に参画したと発表した。横浜ゴムは、同プロジェクトの枠組みを利用し調達した天然ゴムを用い生産したタイヤを、コンビニエンスストアチェーンのファミリーマートの配送用車両に供給する。これにより今回、調達先となるインドネシアの小規模天然ゴム農家の事業継続支援に繋げていく。

 3社は同日、「ファミリーマート北区浮間三丁目店」(東京都北区)で合同説明会を開いた。3年以内をめどに、ファミリーマートが使用する配送車両の9割(約3,100台)が、同プロジェクト由来のタイヤに履き替える予定とする。

右から横浜ゴム 今井英輔氏、ファミリーマート物流企画部 山田豊樹部長、伊藤忠商事 親松徹生活資材部長

 横浜ゴムでタイヤ国内リプレイス生産財営業部副部長を務める今井英輔氏は「供給するタイヤ(のスペック)は既存製品同様となるが、転がり抵抗の低減など最新技術を盛り込んだタイヤとなる。こうした点を含め、SDGs(持続可能な開発目標)達成をはじめとした地球環境との調和に貢献したい」と参画の狙いを述べた。

 PROJECT TREEは、伊藤忠が2021年に商用展開を開始した世界初のブロックチェーンによる天然ゴムのトレーサビリティシステム。違法栽培の回避や生産効率の向上など、天然ゴム世界生産量の約85%を担う小規模農家の持続可能性(サステナビリティ)の支援を狙い立ち上げた。