中越パルプ工業は9月24日、ホッティーポリマーとセルロースナノファイバー(CNF)を配合して成形収縮率を改善した3Dプリンター用フィラメントを共同開発したと発表した。

 今回開発したのは、ポリプロピレン(PP)ベースのMEX(熱で溶かした樹脂をノズルから押し出して積層する)方式用フィラメント。中越パルプ工業のCNF「nanoforest」を配合して、引張弾性率および耐熱性を向上させ、成形収縮率の改善に繋げた。

今回開発したCNF配合のフィラメント

 植物由来のCNFを使用し、大型造形品の製造にも対応可能な優れた機能性と、環境配慮を両立する材料を実現した。

大型造形品の製造に対応する機能性を実現

 ホッティーポリマーの主力製品は、押出成形品のゴム・プラスチック製シール・ガスケット。3Dプリンターサービス事業は2019年に開始し、同プリンター用フィラメントの開発・製造・販売にも取り組んでいる。

 中越パルプ工業は、再生可能資源を原料として製造されるCNFの実用化を推進し、気候変動への対応、資源循環の促進、脱炭素社会の実現など、地球規模の課題解決に向けた取り組みを進めていく。