ホッティーポリマーは、5月27~29日にパシフィコ横浜で開催された「人とくるまのテクノロジー展2026」に出展。独自開発のシリコーンゴム対応3Dプリンタ「SILICOM(シリコム)」をはじめとする3Dプリンタ関連製品と、環境対応・軽量化に貢献するゴム・樹脂製品を展示し、自動車業界向けソリューションを提案した。

シリコムによる蛇腹形状の造形品


 3Dプリンタ事業では、「シリコム」の実機実演を行った。同機はロボットハンド分野での採用実績を持つほか、EV向けのワイヤーシールやコネクタシールなどを1個から製作できる点を訴求。受託造形(試作請負)サービスについても紹介し、試作から少量生産まで対応可能な体制をアピールした。

「プリコム」


 また同社開発の新造形方式PLU方式(光造形)3Dプリンタ「PRICOM(プリコム)」も展示。同機は低価格でありながら透明材料による直径0.3ミリの貫通穴造形に対応するほか、1万3,320×5,120の高解像度と25~100マイクロメートルの積層ピッチにより高精細造形を実現する。コネクタ形状など、精密部品の試作ニーズに応える製品として提案した。

 このほか、同社開発の「HPフィラメント」シリーズからPEEKやPEI(ULTEM)、PPSなどのスーパーエンプラ造形サンプルに加え、タイヤ形状など軟質部品の試作に適したフレキシブルフィラメントも展示。自動車部品や治具製作への活用を提案した。

 一方、同社コア事業であるゴム・樹脂製品では、ノンハロゲン難燃エラストマースポンジ「エコなんねんエラストマースポンジ」を紹介。同製品はUL94 V-0相当の難燃性を有しながら柔軟性を維持した樹脂製品で、環境負荷低減に配慮した材料として提案した。

 さらに、アルミ芯材の採用により従来品比約30%の軽量化を実現した「エコスポンジトリム」、EV向け「高電圧電線被覆用シリコーンゴムチューブ」、グループ会社・中野製作所による「Radicalock」をはじめとする異素材接合技術を活用した接着剤レスの接合部品なども展示。車両の軽量化や工程短縮、電動化対応に貢献する製品群を訴求した。

 このほか、PFAS対応を訴求したスーパーエンプラチューブやLEDカバー、HPフロック(植毛製品)など、自動車の内外装分野に対し、独自のソリューションをアピールした。