10月12日、こまつの杜も見学
日本ゴム精練工業会、29年度臨時総会開く
原材料 2017-10-17
日本ゴム精練工業会(会長=野田明志ノブカワ社長)は12日、18社から21人が参加し「見学会」及び「平成29年度臨時総会」を、石川県小松市と金沢市で開催した。
12日はJR小松駅に12時50分に集合し、建設機械メーカーコマツが創立90周年を記念して2011年5月13日に開設した「こまつの杜(もり)」を見学した。同施設には約300トンの積載量を誇る世界最大級のダンプトラックで、日本国内には1台しかない「930E」など多くの建設機械が展示されているほか、同社の歴史を3D映像で紹介する「ブレードシアター」などがある。参加者は、ヘルメットを着用して車高が7mもある「930E」に試乗し運転席からの眺望を楽しんだり、シアターでゴーグルを着け3D映像に見入るなど、同社や建設機械への知識を深めた。
その後、金沢市内のテルメ金沢へ移動し、15時30分から17時の間「平成29年度臨時総会」を開催した。冒頭野田会長が「足元の経済状況は、ゴム製品の生産もここ数か月上向き傾向にある。これは建設機械や自動車など需要業界の回復があるが、この背景には東京五輪に向けたインフラ整備の本格化などがあるのではないか。精練業界もここ数年減少傾向にあったが、昨年の総生産量は約12万トン強と下げ止まった。今後も関連需要を受注に繋げ、上向き傾向を維持できるようにしていきたい」とあいさつした。
臨時総会では①第1回海外研修会報告②東部工業用ゴム製品卸商業組合工業用品部会商工懇談会報告③賛助会員加入報告④臨時総会詳細予定⑤第4回研修会⑥ホームページ更新⑦2018年度役員改選案、の各議題審議が行われた。
役員改選案に関しては、東部工業用ゴム製品卸商業組合や研修会などに関する人脈の継続や、研修会・懇談会出席など活発化している工業会活動の継続拡大には野田会長の続投が不可欠と、先日開催の理事会において全会一致で留任が決定した件が臨時総会で諮られた結果、満場一致で野田会長留任が決議された。
19時からは「懇親会」が開催された。ゴム精練に携わる同業として切磋琢磨している会員企業だが、あちらこちらで懇親の輪が拡がっていた。
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