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10月11-13日、農業ワールドでセミナー

司ゴム電材、新オアシス式植物栽培システムを訴求

工業用品 2017-10-17

セミナー風景


 司ゴム電材は10月11-13日、幕張メッセで開催された「第7回農業ワールド/次世代農業EXPO」にオアシスと共同出展し、植物工場事業部を窓口に昨年から本格展開している「新オアシス式植物栽培システム/隣接型・小規模植物工場」をアピールした。

 会期中毎日1回、小泉徹洋司ゴム電材社長と同社植物工場事業部の太田哲夫部長が「日本国内における儲かる植物工場ビジネス~新オアシス式植物栽培システム・画期的な小規模工場とそのビジネスモデルの紹介~」のPRセミナーを開催した。

太田事業部長


 11日のセミナーでは太田哲夫部長がプレゼンテーションを行い、大型国内植物工場ビジネスの現状について①歩留まりが悪い②低販売価格、売れ残り③初期設備のコストが非常に高い、という課題があると説明した。

 この様な課題をクリアすれば、完全人工光型は①季節や天候のリスクに左右されない②無農薬栽培③LED波長調整により、栽培物のパラメータをコントロールし栄養成分の調整が可能④毎日安定した連続収穫が可能、というメリットがあり理論値で露地栽培の100倍の土地生産性があると語った。

 これら課題を解決する、新しいビジネスモデルとして「新オアシス式植物栽培システム」を紹介した。同システムは、小型工場(300-1,000株/日)に特化しているため、地産地消で都会でも、離島でも成立し、消費地近接で設置可能としている。

 同システムの特徴として①可動ボード採用=定植板をコンパクトサイズにすることで作業効率を向上し作業負担も軽減②照明方式=高性能LEDランプ採用で強い光の照射により多品種・機能性野菜の栽培が可能③反射板=LEDランプに反射板を加えることで光を無駄なく光量のアップができる④水耕方式(養液循環)=薄膜水耕方式(NFT)により少量の養液をかけ流し循環することでアオコやカビ抑制により菌数を抑える⑤環境制御=「空気調和システム」採用による環境制御で高速栽培を可能とし約95%という高い歩留まり率を実現可能⑥断熱パネル=最適なクリーンルームと断熱構造をどこでも簡単に確立できる⑦安全安心=低菌・無農薬で栽培可能。無洗浄で食べられる⑧費用の削減=高効率仕様、水量低減、多段式棚ラックの軽量化を実現しハード・ランニング費用をコンパクト化⑨栽培指導・メンテナンス=充実した栽培指導体制を完備しているほかメンテナンスがシンプルで安定栽培が容易なシステム――があると説明した。

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