5月下旬に横浜港でアンモニア燃料タグボートに供給
レゾナック、世界初Truck to Ship方式による燃料アンモニア供給を決定
原材料 2024-04-11
レゾナックは、日本郵船、JERA、新日本海洋社、東京パワーテクノロジーとともに、6月に竣工する予定のアンモニア燃料タグボート(A―tug)に対して、5月下旬に燃料アンモニアの供給を実施することを正式に決定した。

左から、横山勉日本郵船執行役員、加藤雄一郎JERALCFバリューチェーン統括部長、加藤毅新日本海洋社代表取締役社長、嶋田修東京パワーテクノロジー執行役員、足立浩レゾナック業務執行役基礎化学品事業部長
Truck to Ship方式(船舶への燃料供給手法の一つで、タンクローリーからフレキシブルホースを用いて船舶へ燃料を供給する方式)での船舶への燃料アンモニアの供給は世界初となる。
レゾナックは2023年12月に日本郵船、JERAの3社で燃料アンモニアの船舶への供給に向けた共同検討に関する契約を締結。その後、安全な運用方法の確立、港湾地区への輸送・受け入れ態勢の構築、供給に関する諸ルールの形成に向けた関係各所への働きかけなどを、協力して取り組んできた。
今回、安心・安全な燃料アンモニアの船舶への供給のめどが立ったことで、タンクローリー車から竣工間近のA―Tugへアンモニアを横浜港にて供給することを決定した。
供給する製品はレゾナックの低炭素アンモニアで、家庭や企業からゴミとして排出される使用済みプラスチックを原料の一部に使用して製造。なお、アンモニアの製造過程で発生する二酸化炭素は、すべてドライアイスや炭酸飲料等の原料に活用されるなど、資源循環を実現している。
発表式は、4月10日に東京ビッグサイトで開催されている日本最大の国際海事展「Sea Japan 2024」で実施した。式典には、足立浩レゾナック業務執行役基礎化学品事業部長、横山勉日本郵船執行役員、加藤雄一郎JERALCFバリューチェーン統轄部長、加藤毅新日本海洋社代表取締役社長、嶋田修東京パワーテクノロジー執行役員をはじめとする関係者が出席した。
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