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2023年12月期第3四半期業績

レゾナック・ホールディングス、ケミカルは増収減益

決算 2023-11-09

 レゾナック・ホールディングスの2023年12月期第3四半期(1~9月)業績は、売上高が9,423億700万円で前年同期比8.9%減、営業損失が43億900万円(前年同期は547億4,800万円の利益)、経常損失が71億5,000万円(同653億2,800万円の利益)、純損失が63億6,700万円(同366億7,800万円の利益)だった。

 セグメント別のうち、合成ゴムが含まれるケミカルは売上高が3,847億2,700万円で同2.1%増、営業利益が102億1,400万円で同47.1%減。石油化学は前期に大型定修による停止があったため増収増益。化学品は原燃料価格上昇に対応した価格転嫁が進んだことで増収増益となった。

通期業績予想を修正

 同社は2024年12月期通期業績予想を修正した。売上高は主に半導体・電子材料セグメントおよびケミカルセグメントの増収を見込むことで上方修正。営業利益は売上高の上方修正および全社共通費用の削減等により上方修正。経常利益は営業利益の上方修正に伴い上方修正。一方、純利益は下方修正する。特別損失としてハードディスクメディア事業再編等に伴う構造改革費用の計上を見込む。構造改革費用には特別退職金65億円や減損損失41億円が含まれている。

 ■2023年12月期通期業績予想
 ◇売上高=1兆2,900億円(前回予想1兆2,700億円、増減率1.6%増)◇営業損失=120億円(同200億円の損失)◇経常損失=210億円(同260億円の損失)◇純利益=430億円(同370億円の損失)

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