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マレーシアの企業と協業し開発

住友理工、遮熱フィルムが自動車窓で採用進む

工業用品 2023-11-09

マレーシアで採用された自動車窓用フィルム


 住友理工の遮熱フィルムが、マレーシアで車載用途に採用され、普及が進んでいる。フロント、フロントサイドガラスに装着され、採用実績は約10万台。警察車両にも約1,000台採用されている。今後、東南アジア、インドへの拡販活動を強化していく計画だ。

 同フィルムは、マレーシアで遮熱フィルムの販売・施工を手掛けるEcotintと協業し開発したもの。鉄道・建物窓用の高透明遮熱・断熱フィルムで、大型ショッピングセンターやオフィスビル、JR等の鉄道車両で実績のあるリフレシャインの技術を生かした。赤外線吸収剤をナノレベルで均一に分散することで自動車の窓に求められる視認性(透明性)を確保するとともに、太陽からの熱(近赤外線)を吸収する遮熱性能を両立。加えて、傷つき防止性、耐久性も有している。ホンダマレーシアをはじめとした日系自動車OEMに採用されている。

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