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6月からバイオマス原料の使用を開始

レゾナックと丸紅、バイオマス製品事業の協業を開始

原材料 2024-05-29

 レゾナックと丸紅は、フィンランドのバイオマス燃料製造会社であるNeste Corporation(Neste)とともに、レゾナック大分コンビナート(大分県大分市)におけるバイオマス原料由来のエチレンやプロピレンなどの製品製造に向けた協業を開始する。

レゾナック大分コンビナート


 同協業は、カーボンニュートラル化に向けて国内外で高まっているバイオマス製品の需要に応えるもので、2024年6月からバイオマス原料の使用を開始する。

 同協業では、Nesteが使用済み植物油や残渣油など再生可能な原材料から製造するバイオマス原料「Neste RE」を、レゾナックがエチレンプラントを有する大分コンビナートに供給する。

 大分コンビナートは多様な原料を使用する能力があることが特徴で、これまで石油由来原料を使用していたが、同協業により、原料の一部をさまざまなバイオマス原料に置き換えることで、温室効果ガスの排出量削減に貢献する。

 レゾナック、丸紅、Nesteの3社はそれぞれISCC PLUS認証を取得しており、同制度に基づくマスバランス方式を用いて、レゾナック、Nesteはバイオマス認証を付与した製品を製造・販売し、丸紅は同協業のサプライチェーン構築における物流マネジメントを担う。

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