2023年カーボンブラック需要年央見直し

　カーボンブラック協会は8月10日、カーボンブラック需要の年央見直しを発表した。

　年央見直しは、主要需要先である日本自動車タイヤ協会が行った年央見直しをベースに、カーボンブラック協会がその他需要分野の情勢などを織り込み今年の需要見直しを行ったもの。輸出を含めた総需要は70万8,390トン、前年比1.5%増と見直され、年初予測の72万7,250トン、同4.2%増から2.7ポイントの下方修正となった。

　総需要のうちゴム用は年初見通しの64万1,750トン、同4.6%増から63万4,310トン、同3.4%増に1.2ポイントマイナスの見直しとなった。

　内需は年初予測の67万250トン、同4.4%増から65万9,970トン、同2.8%増へ1.6ポイントマイナスの見直しとなった。このうちゴム用は同じく62万5,750トン、同4.6%増から62万800トン、同3.8%増へと0.8ポイント下方修正された。

　輸出は年初予測の5万7,000トン、同1.8%増から、4万8,420トン、同13.5%減へと15.3ポイントの大幅な下方修正となった。このうちゴム用は同じく1万6,000トン、同5.6%増から1万3,510トン、同10.9%減のマイナス予測に見直され、16.5ポイントの下方修正となった。

　輸入は年初見通しの13万8,500トン、同6.4%増の予測から12万400トン、同7.5%減の予測と13.9ポイントの下方修正となっている。