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ゴム用も0.5%のマイナスに

カーボンブラック年央見直し、総需要1.1%減に下方修正

原材料 2019-08-21


 カーボンブラック協会は8月2日、カーボンブラック需要の年央見直しを発表した。

 これは主要需要先である日本自動車タイヤ協会と日本ゴム工業会が行った年央見直しをベースに、カーボンブラック協会がその他需要分野の情勢などを織り込み今年の需要見直しを行ったもの。輸出を含めた総需要は77万3,774トン、前年比1.1%減と見直され、年初予測の78万1,703トン、同0.1%減から1.0ポイントの下方修正となった。

 総需要のうちゴム用は年初見通しの70万5,703トン、同0.2%減から70万3,474トン、同0.5%減へ0.3ポイントマイナスの見直しとなった。

 内需は年初予測の72万3,703トン、同0.1%減から72万1,774トン、同0.4%減へ0.3ポイントマイナスの見直しとなった。このうちゴム用は68万6,703トン、同0.2%減から68万6,674トン、同0.1%減へ0.1ポイント上方修正された。

 輸出は年初予測の5万8,000トン、同0.3%増から、5万2,000トン、同10.3%減の大幅な下方修正となった。このうちゴム用は1万9,000トン、同0.1%減から1万6,800トン、同11.7%減と大幅なマイナスに。これは中国向けの減少が要因とカーボンブラック協会では見ている。

 輸入は年初見通しの16万トン、同0.6%減から15万7,000トン、同2.1%減へ下方修正された。うちゴム用は14万7,000トン、同0.7%減から14万4,400トン、同2.4%減に下方修正された。協会では中国からの輸入減少が要因と見ている。

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