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2020年カーボンブラック需要見通し

カーボンブラック協会、77.5万トンで前年比0.6%減と予測

原材料 2020-02-12

 カーボンブラック協会は2月6日、2020年カーボンブラック需要見通しを発表した。

 今年の自動車生産は前年比1.0%減少との予測に基づき、日本自動車タイヤ協会では自動車タイヤの国内需要に関して今年の見通しは前年比1.0%減と予測している。さらに日本ゴム工業会では、新ゴム消費量に関してタイヤ用が同0.8%減、タイヤ以外の一般ゴム用が横ばい、ゴム産業全体では同0.6%の減少と予測している。

 これら需要予測をベースにカーボンブラック協会では、輸出入状況なども織り込んだ結果、今年のカーボンブラック総需要(輸出込み)について77万5,218トン、前年比0.6%減と予測した。これは米中貿易摩擦、英国のEU離脱や中東地域を巡る情勢、金融資本市場の変動など世界経済の下押しリスクを勘案した結果で、2年連続のマイナス予測となった。なおカーボンブラック協会では「総需要の予測時点では、中国の新型肺炎は蔓延していなかったため、需要動向への今後の影響が懸念される」としている。

 総需要のうちゴム用は、自動車及びタイヤなど需要業界の見通しに準じ70万4,218トン、同0.7%減を予測している。

 また内需に関しては72万2,218トン、同0.6%減を予測。ゴム用内需は68万8,218トン、同0.6%減と予測した。うちタイヤ向けは53万7,356トン、同0.8%減の予測、一般ゴム向けは15万862トン、同横ばいと予測した。

 輸出は5万3,000トン、同0.9%減の予測となっている。うちゴム用は1万6,000トン、同2.2%減となった。輸出減の要因は主に、中国経済減速に伴う需要減少を考慮してのもので、「今後新型肺炎の影響により、中国向けがさらに減少する可能性がある」と協会では懸念している。

 一方今年の輸入は15万7,000トン、同横ばいを予測している。うちゴム用は14万4,000トン、同横ばいの予測となっている。輸入品のうち依然中国からが最多だが、経済減速などの影響で比率は減少している。その他タイ、韓国、インドが主要国となっており、これら4か国で全輸入量の90%を占めている。

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