放熱材料の増加に対応
信越化学工業、EV・HEV向け放熱用シリコーン材料を開発
原材料 2021-01-26
信越化学工業は、電気自動車(EV)・ハイブリッド自動車(HEV)向けの放熱用シリコーン材料を開発した。

TC-PEN3タイプ
今回開発したのは、EV・HEV向けの高度な熱対策の要求に応えることができる低密度・低硬度放熱シリコーンパッド「TC-PENシリーズ」および低硬度・高復元性放熱シリコーンパッド「TC-SETシリーズ」の2種類。
TC-PENシリーズは、独自技術で低密度化したことにより、従来品と同等の放熱性能と作業性を保持したまま、従来比で約15%の軽量化を実現(TC-PEN3タイプ)。軽量かつ柔軟性に優れているため、リチウムイオンバッテリーなど、大きな面積で使用される部位や凹凸のある発熱素子の放熱に適している。
TC-SETシリーズは、技術的に難しかった低硬度と高復元性を両立。車載品で長期にわたり耐振動性、高復元性が要求される各種電子デバイスの放熱に適している。
放熱用シリコーン材料はパッドタイプのほかに、ゴムシートタイプ、グリースタイプ、ギャップフィラータイプ、液状ゴムタイプ(接着剤・ポッティング剤)などの各種製品をラインアップしている。
近年、自動車の電動化に伴い、リチウムイオンバッテリーや各種電子制御装置向けの熱対策への要求がますます高度化かつ多様化している。また、世界的に自動車の電動化が加速するなかで、放熱材料の使用量が増加し用途が拡大しており、今回の新製品はこうした需要に対応するために開発された。
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