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【特集】合成ゴム

日本ゼオン、特殊合成ゴム 販売の軸足はアジア

原材料 2016-12-20

 同社は12月2日、住友化学とSSBR事業について合弁会社を設立すると発表した。来年4月からの営業開始を予定している。

 「当面は販売および研究開発で協力していく。当社と住友化学では、変性の仕方で違う技術を持っている。これをうまく組み合わせることで、より優れたゴムができるのではないかと期待している。また、住友化学は製造において乾燥プロセスで当社と違う技術を持っているので、こうした面でも技術的なシナジーを出せるのではないか。販売面ではそれぞれ得意のユーザーがいるので、お互いの強みを生かしながら、国内外で拡販を図っていく」(同)としている。

 ESBR(乳化重合スチレンブタジエンゴム)、BR(ブタジエンゴム)については、「需要は強いものの、市況に左右されやすいため、収益的に苦戦を余儀なくされている。今後は、いかに生産性を上げてコストダウンを行い、かつ安定した品質の製品を安定的に供給できるかにかかっている」(同)。

 IR(イソプレンゴム)は、天然ゴム価格が下落しているため、天然ゴムに替わられたところもあるものの、引き続きタイヤ、薬栓、ワイパーなどに需要があり、予算を上回る動きで推移している。

 今後の汎用合成ゴムの戦略については、「SSBRの販売をいかに伸ばしていけるかに尽きる。それが課題でもあり、求められていることでもある。協業を通じて、新世代の合成ゴムの開発に繋げていきたい」(同)としている。

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