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4月1日付けで「ARLANXEO」設立

ランクセスとサウジアラムコが合弁会社

原材料 2016-02-22


 独・ランクセスは2月10日、サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコ社との間で進めていた合成ゴム事業の移管について、関係各国の独占禁止法規制当局から承認を得たことに伴い、4月1日付で合弁会社「ARLANXEO(アランセオ)」を設立すると発表した。

 ランクセスとサウジアラムコ社は、15年9月22日付で合成ゴムの開発、製造、マーケティング、販売、ロジスティックスに関する合弁会社設立(出資比率各50%)の合意書に調印。ランクセスは設立する合弁会社に合成ゴム事業を移管する手続きを進めていた。

 アランセオはオランダに本社を設置。CEOはランクセス側から、CFOはサウジアラムコ社側から任命され、経営陣は両社から同数ずつ選任される。

 新社名およびコーポレートロゴマークは両社の社名とロゴマークの要素を組み合わせて構成されており、新ロゴマークには、新会社の製品群を強調するために「Performance Elastomers」の文字が入れられている。

 ランクセスのCEO兼アランセオの株主委員会会長(予定)であるマティアス・ツァハト氏は、「世界最大の合成ゴムメーカーと世界最大の総合エネルギー供給事業者の合弁によって、アランセオの持続的かつ前向きな発展の基盤を構築した。これは、私たちのお客様とアランセオの従業員にとってもウィンウィンの関係となる。この新たなパートナーシップのスタートに期待している」とコメントした。

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