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放射線照射でも弾性保持エラストマー試作へ

極東産業が放射線事業に注力

商社 2016-02-22

 極東産業(石田英明社長)は、日本原子力開発研究機構との共同研究で、300℃の高温下で吸収線量800kGy(キログレイ)の放射線照射でも弾性を保持するエラストマー材料の試作に成功した。

 東日本大震災での福島第1原発事故発生以降、原子炉格納容器破損防止策の対策強化一環として、格納容器のトップヘッド部に使用されているフランジ部ガスケットなどの利用に検討が進んでおり、耐熱性と耐放射線性の双方の性能を有するエラストマー材料が求められている。

 この耐熱、耐放射線性エラストマーは2種類からなるベースポリマーと各種配合材で構成されており、300℃の高温下において吸収線量800kGyの放射線照射でも弾性を維持することを見出した。今後、原子炉でのシール材を想定した材料開発や製品化を進めて行く方針で、量産化に対応して行く。

 同社はゴム・樹脂ライニングでは長年高い実績を誇り、各種産業資材、産業機械など付帯設計・工事を含め幅広く展開してきた。

 中村俊介副社長は、「これまでの電力、重電、原子力事業分野に携わってきた実績やノウハウを放射線事業に活用して、放射線利用に係るコンサルティング業務などを行うととともに、耐放射性ゴムライニングや耐放射性ゴム伸縮継手など製品開発をしており、今後放射線関連事業の製品開発に向けて注力して行く方針」としている。

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