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岩手県内および東京都内近郊の小学生を対象に

ランクセス、「地球環境・エコ実験教室」を開催

原材料 2023-09-05

 ランクセスは8月、子どもたちに楽しみながら地球環境や科学の知識を学んでもらう「地球環境・エコ実験教室」を、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと共に開催した。今年は岩手県山田町および東京都内の子どもたちを対象に計2回のプログラムを実施した。

山田町ふれあいセンター「はぴね」での「地球環境・エコ実験教室」の様子 (写真提供:山田町ふれあいセンター)


東京都内で実施された「地球環境・エコ実験教室」の様子(写真提供:セーブ・ザ・チルドレン)


 なお、ランクセスとセーブ・ザ・チルドレンとの連携による同プログラムは、2014年の開始以来、今年で10年目を迎える。

 同社は、気候保護に積極的に取り組み、明確なロードマップと対策を推進している。その一環である「地球環境・エコ実験教室」は、地域社会における地球環境や科学に関する教育を促進することで、人材を育成し、より持続可能な社会の構築に貢献することを目的としている。

 同社は、2014年から東北地方の子どもたちを対象に「化学実験教室」を開催しており、今年で10年目を迎えた。昨年からは、地球環境や気候変動に関する内容を拡充した上で、対象地域に東京都内近郊を加えて、新たに「地球環境・エコ実験教室」としてプログラムを実施している。

 今年度のプログラムは、8月10日に岩手県山田町とオンライン形式で開催されたほか、8 月26日には東京都内で対面形式で行われた。計2回のプログラムを通して、小学一年生から六年生までの計20人が参加した。

 プログラムの前半では、「気候変動と食のカーボンフットプリント」をキーワードに、「地球温暖化」とその要因、私たちの食生活を通して排出される「食のカーボンフットプリント」とその解決策についても学び、その解決策の一つである「都市農業」について、クイズやカードゲームを交えた講義を通して学んだ。

 プログラムの後半では、都市農業を再現し、土を使わず、水とLEDで育てる水耕栽培の仕組みを学ぶ「自分だけのオリジナルエコ菜園キット」を作る実験を行った。

 同社は、東日本大震災で被災した子どもたちの支援を目的に、2011年からセーブ・ザ・チルドレンの活動を支援している。被災地の復興が進む中、子どもたちへのさらなる支援拡充を目指し、2014年から宮城県内で、2017年からは岩手県内で化学実験教室を開催してきた。

 現在も、セーブ・ザ・チルドレンが取り組む子どもの権利の促進、子どもの貧困などの問題解決、自然災害時の緊急支援など、同団体の活動を継続的に支援している。

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