環境省の「令和5年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業」に採択
三井化学、パラマウントベッド、リバーによるベッドマットレスのポリウレタンケミカルリサイクルの実証開始
原材料 2023-09-05
三井化学、パラマウントベッド、リバーの3社が取り組むベッドマットレスに含まれるポリウレタンのケミカルリサイクルが、環境省の公募している「令和5年度脱炭素型循環経済システム構築促進事業」のうち、「プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業」に採択された。
ポリウレタンリサイクルについては、すでに海外化学企業ではバリューチェーンを構築し、廃棄マットレスをリサイクルするコンソーシアムを立ち上げるなど、ポリウレタンを循環材料とするための新しい手法、技術などを模索している。
一方、国内ではベッドマットレスを中心としたポリウレタンは廃棄物として回収され、その多くが焼却処理されている。また、ポリウレタン以外の他素材(ポリエステルやスプリングなどの金属)が使用されるマットレスは、処理困難物となり、産業廃棄物の排出事業者や自治体にとって大きなコストとなっている。加えて、高齢化社会が進む日本において、介護用ベッドの需要が増すことで、廃棄されるベッドマットレスの数が増加すると見込まれている。
ベッドやマットレスの製造・販売を行うパラマウントベッド、ポリウレタン原料の製造・販売・研究を行う三井化学、リサイクルを行うリバーの3社は、低炭素なケミカルリサイクル技術や回収までのリサイクルシステムの確立を目指す。
具体的には、同実証事業の実施期間となる2025年2月までをめどに、使用済みベッドマットレスの処理技術とケミカルリサイクル技術について、低炭素な技術およびプロセスの開発を進める。
また、回収についてはパラマウントベッドが認定を受けている広域認定制度を活用し、介護保険制度が適用されるレンタル型サービスでリユースされた後、使用済みとなったベッドマットレスを回収するスキームの構築を推進する。
-
DXを通じた企業変革の一環で
三井化学、経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定
原材料 2023-09-20
-
東日本旅客鉄道、JR東日本環境...
三井化学、駅で回収したペットボトルを活用した吸音材を開発
原材料 2023-09-20
-
生成AI/GPTとIBM Watsonの融合...
三井化学、生成AI/GPT活用で新規用途の発見数が倍増
原材料 2023-09-13
-
マスバランス方式によるバイオ...
三井化学、使い捨てテイクアウトごみを削減するリユース容器シェ
原材料 2023-09-13
-
プラスチック資源循環の促進を...
三井化学、「AEPW東京サミット」に参加
原材料 2023-09-13
-
三井化学、三井物産、IHI、関西...
三井化学、大阪の臨海工業地帯を拠点とした水素・アンモニアサプ
原材料 2023-08-30
-
モノマテリアル食品包材の需要...
三井化学、ポリウレタンディスパージョンの生産能力を増強
原材料 2023-08-18
-
2024年3月期第1四半期業績
三井化学、国内のEPTはまずまず
決算 2023-08-08
-
三井化学、三井化学東セロ、凸...
三井化学、軟包材フィルム水平リサイクルの共同実証試験開始
原材料 2023-08-02