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世界初、住友精化との協業で

三井化学、EBTラテックスの開発に成功

原材料 2024-07-24

 三井化学は住友精化との協業で、三井化学のEPT(エチレンプロピレンゴム)およびEBT(エチレン・ブテン・ジエン)をベースとした世界初のEBTラテックスの開発に成功した。三井化学の合成ゴム技術と住友精化のラテックス化技術を組み合わせた。市場探索に向けたサンプルワークをすでに開始している。

 三井化学は、EBTラテックスの用途が多岐にわたるとみているが、現時点ではカーボンニュートラルを意識した天然ナノフィラー/ファイバー相溶化や薄膜コーティング用途、ベルトのような複合部材向けを主用途と想定している。

 三井化学は既存のEPT銘柄に加え、特長ある新製品を積極的に開発、上市している。低温特性、粘着性に優れるm-EBT、高温耐久性に優れるVNB-EPTに加え、このたびEBTラテックスを開発した。

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