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ランクセスの協賛13周年

小澤国際室内楽アカデミー奥志賀のアカデミー生による東京公演が開催

原材料 2023-08-07

 ランクセスの日本法人(ジャック・ペレズ社長)が特別協賛する「小澤国際室内楽アカデミー奧志賀(OICMA)2023」-アカデミー生によるクヮルテットと弦楽四重奏-の東京公演が8月1日、東京都文京区のトッパンホールで開催された。

 コンサート前に開催されたランクセスレセプションでは、ランクセスのゲスト並びに関係者が集い、ジャック・ペレズ社長があいさつ。「私がこのイベントに携わるのは今回で2回目となる。大切なお客様やパートナーの皆さんと素敵なひと時を共有できることに心からの喜びを感じている。昨年の来日以降、お客様の成長と成功を支援することに重点を置いたいくつかのプロジェクトを完成することができた。さらに日本市場に対するコミットメントを強化し、長期的なパートナーとして革新的なソリューションを提供していきたい」と述べた。

 続いて、アカデミー生25人が登場し、それぞれの代表からクヮルテットメンバーの特徴や曲の簡単な解説と聴き所の紹介があった。またレセプションの終盤となったが、渥美貴生取締役の発声で乾杯。より和やかな雰囲気を保ったままコンサート会場に移動した。

 小澤国際室内楽アカデミー奧志賀は、世界的な指揮者である小澤征爾氏が2011年に設立。「クヮルテットは、ソロやオーケストラを問わず、弦楽器奏者のすべての基本」との信念から、若手音楽家にトップレベルの講師のもとで弦楽四重奏を学ぶ機会を提供している。今回はランクセスとアカデミーとの協賛13周年にあたり、これまでに268人の才能ある若手音楽家を育ててきた。レセプション会場では小澤征爾氏から寄せられたビデオメッセージも流された。

 今回のプログラムは、モーツァルトの弦楽四重奏曲第14番ト長調K387、シューマンの弦楽四重奏曲第1番イ短調作品41、ラヴェルの弦楽四重奏曲ヘ長調、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1番変ホ長調作品12、べートーヴェンの弦楽四重奏曲第4番ハ短調作品18-4、バルトークの弦楽四重奏曲第2番イ短調作品17の6作品と休憩を挟み、グリーグの「ホルベアの時代より」作品40を25人による合奏でコンサートを締め、会場は拍手が繰り返された。

 コンサート終了後、ジャック・ペレズ社長は閉会のあいさつに代え、アカデミー生に個人的な興味となるが、と前置きし「一体皆さんはどれくらいの時間を練習に費やしているか?」など、ユーモアを交えた質問タイムとなった。

 また、アカデミー生を指導してきた原田禎夫氏が「主宰の小澤さんはOICMAを通して若手演奏者を育成し、卒業生はソロやオーケストラで活躍している。このアカデミーでは大人となっては経験できない時間を使って曲を作り上げていく。今回のアカデミー生も合宿の中で演奏技術を高めていった」と総評した。

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