【トピック】女性案内認定取得者による見学者目線の案内

　住友ゴム工業グループのタイヤ生産拠点のひとつが白河工場（福島県白河市）だ。同工場は、1974年の操業開始以来、「自然との調和」、「公害を出さない」、「地域との密着」を運営方針に掲げ、生産活動を進めてきた。今年は年初から燃料に水素を用いたタイヤの量産を開始するなど、環境への取り組みも注目される。

　7月24日、同工場の内部が報道陣に公開された。今回、工場案内を担当したのは住友ゴム工業白河工場総務課課長の秡川弥生氏だ。
　同工場は女性従業員活躍を推進しており、その一環として女性案内認定取得者による工場案内に力を入れている。工場案内継続認定試験や、工場案内認定者による勉強会を実施することで、工場案内者としてのスキル向上を図るだけでなく、他企業見学を通じて見学者目線に立った案内を心掛けている。

　秡川氏も工場案内認定取得者の一人。見学者に向けゴムの混練から押し出し、成形、加硫工程までを丁寧に解説してくれた。また、見辛そうにしている見学者を発見すると、すかさず「是非、前に来てご覧ください！」と声掛けしていたのも印象的だった。工場見学を通じてダンロップ・ファルケンファン増加を目指す同工場の、ホスピタリティの高さを実感した。