体験を通じて持続可能な未来を考える
ブリヂストン、雲雀丘学園課外活動に協力
タイヤ 2023-08-07
雲雀丘学園(兵庫県宝塚市)の課外活動として、持続可能な未来について考える雲雀丘学園サマー合宿が8月1~3日、ブリヂストンのBridgestone Innovation Park(東京都小平市)で開催された。従業員・社会・パートナー・顧客とともに持続可能な社会を支えることにコミットしていく同社の考え方に共感した同学園の課外活動への協力依頼に応じたもので、今回が初めての開催。同学園の中学3年生から高校2年生までの15人が参加した。

参加者による集合写真
合宿参加者はグループA、Bの2グループに分かれ、グループAがラジコンカータイヤ設計に、グループBが商品・サービスデザインに取り組んだ。

車椅子体験の様子
グループAは天然ゴム、合成ゴム、カーボンブラック、シリカなどサステナブルを含む原材料の中から自ら考えたゴム配合で実際にラジコンカータイヤを作製。ゴムの引張試験や跳ね返り試験といった性能評価、作製したタイヤを用いたレース、同社技術者との意見交換等を通じて技術課題の解決に取り組んだ。10年後のサステナブルなタイヤを考えるワークでは、「かかる力を無駄にせず利用できるタイヤ」、「長持ちしてリサイクル可能なタイヤ」など、自由な発想を基にしたタイヤが提案された。
一方、グループBは、持続可能な社会を創り出すための8つの価値(Bridgestone E8 Commitment)とブリヂストンの先端技術を組み合わせた、2050年に向けた価値あるモビリティシーンやサービスを検討した。学生は、合宿前にブリヂストンと2度コミュニケーションをとり、フィールドリサーチを経た上でコンセプトを立案。世代を超えてシェアできる車椅子ベビーカー「ジェネレーションインクルーシブモビリティ」、日常使いの水陸両用車などを提案した。
車椅子に関する提案に対し、2日には実際に学生が車椅子を体感。まず同社社員で東京2020パラリンピックのバドミントンで7位に入賞した小倉理恵さんから、競技用や介護用、日常用による車椅子の違い等の説明があり、その後、学生は小倉さんとともに屋内、屋外で車椅子を実際に走行。段差やデコボコ道の苦労などを体感した。
3日には両グループによる研究結果の発表会等が開催された。発表会後の総評では、ブリヂストンの稲継明宏Gサステナビリティ統括部門長が「今回の合宿のテーマは体験だった。今日、今週、今までの体験する前と今回の体験をした後で何か違いを感じたと思う。そうした違い、体験することの重要性を感じながら、これからも勉強して欲しい」と話し、大月正珠サステナブル・先端材料統括部門長は「私が大学生の頃は、こうした社会体験をできる場やチャンスが全然なく、自分自身、将来どの方向に進んでどういう世界で貢献していけば良いのかを考えるのに非常に苦労した。今は先生方の努力や受け入れる企業もある中で、皆さんはこれからも色々と社会体験を積める機会があると思う。ぜひ積極的に参加し、将来、自分自身がどういう世界で成長しながら社会に貢献できるのかを考える機会にして欲しい」と話した。
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