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北米タイヤ拠点を16年末1150万本体制

東洋ゴム工業が生産能力追加増強へ

タイヤ 2016-02-22

 東洋ゴム工業は2月15日、北米タイヤ製造子会社「トーヨータイヤ・ノースアメリカ・マニュファクチャリング・インク」(略称・TNA)で計画していた第4期拡張を15年末に完了し、今年1月から生産能力の追加増強に着手したと発表した。

 追加増強に関わる総投資額は約130億円、16年12月に完了予定。生産能力は、乗用車用タイヤ換算で年産250万本となる見込み。

 同社は北米市場におけるタイヤ需要の増大に対応した供給体制の確立を目的として、13年12月からTNAの第4期生産能力増強計画(工場建屋を当時の約1.5倍に拡張、新建屋の半分に生産設備を導入)に着手した。工場建屋の完成後、順次設備導入を図るとともに、操業を当初予定より4カ月前倒しし、15年4月から同設備によるタイヤ生産を開始した。

 今後、安定的に成長が期待できる北米市場でさらなる事業基盤強化を図るため、拡張した新建屋の残り半分のキャパシティに対して引き続き設備導入することを決定し、16年1月から生産能力の追加増強に着手したもの。

 これによりTNAのタイヤ生産供給能力は、06年稼働時の年産200万本に対し、第3期拡張の同650万本、第4期拡張の同900万本体制を経て、第4期追加増強で同1150万本体制(16年末めど)となる。

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