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天然ゴムと食品業界で廃棄される未活用材を融合した新素材

江北ゴム製作所、「rebbuR」が「ベストサスティナビリティ賞」を受賞

工業用品 2025-02-25

 江北ゴム製作所(東京都足立区、菅原健太社長)の新素材「rebbuR(リバー)」が、2月14日に東京ビッグサイトで開催された「第17回LIFE×DESIGNアワード」において、「ベストサスティナビリティ賞」を受賞した。同賞は、地球環境保護の視点があり、持続可能性に貢献していると評価された商品が選定される賞となっている。

「ベストサスティナビリティ賞」を手にする菅原社長(左)


 江北ゴム製作所の新素材「rebbuR」は、天然ゴムと食品業界で廃棄される未活用材を融合させた、人にも自然にも優しいサスティナブルな新素材となっており、同素材により製作された「rebbuR PLANTER(リバー・プランター)」が高評価を得て、今回の受賞となった。

 「rebbuR」は、天然ゴムに海苔の端材、お茶の端材、卵の殻など様々な食用可能な食品廃棄物を調合・再利用し開発された。素材が有する質感や茶や海苔などの微かな香りも、特徴となっている。

 同社では、同素材による商品化の第一弾として、プランターを開発・発売した。価格は4,800円(税込5,280円)で、サイズは直径86ミリ×高さ82ミリ、重さは195グラム。同製品は、①滑らない②割れない③倒れにくいという特徴を有しており、カラーはノリブラック(海苔の端材+天然ゴム)、ティーグリーン(茶殻+天然ゴム)、エッグホワイト(卵の殻+天然ゴム)の3色展開。

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