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近畿ベルトエンドレス工業会は55回目、日本ベルトエンドレス工業会は51回目

日本ベルトエンドレス工業会と近畿ベルトエンドレス工業会、定時総会を開催

工業用品 2024-07-01

 近畿ベルトエンドレス工業会ならびに日本ベルトエンドレス工業会は6月25日、スイスホテル南海大阪(大阪府大阪市)で定時総会を開催。

総会での記念撮影


あいさつする羽渕会長


 近畿ベルトエンドレス工業会の定時総会は第55回目、日本ベルトエンドレス工業会は第51回目の定時総会となり、まず近畿ベルトエンドレス工業会の定時総会から開催された。それぞれ第1号議案は令和5年度事業報告承認の件、第2号議案は同年度収支決算承認の件、第3号議案は令和6年度事業計画案承認の件、第4号議案は同年度収支予算案承認の件について審議、原案通り可決された。

 日本ベルトエンドレス工業会の定時総会で、羽渕繁会長(長栄物産社長)は冒頭、「今年3月に逝去された中国ベルトエンドレス工業会会長を務めていた三次ベルト販売サービスの故土井垣智樹社長の生前の功労と哀悼の意を表しご冥福を祈りたい」と述べ、引き続き「昨年は北海道で日本ベルトエンドレス工業会の50周年記念式典を盛大に開催し、新たな1年を迎えた。2025年4月に大阪万博が開催されるが、最近にわかに活気づいてきている。足元を見ると、日本の製造業は少し低調なようだ。このような中エンドレス業界も安全面、価格面、後継者問題などを抱え、これら課題に向き合っている。我々工業会としては横のつながりを大切にして課題解決に取り組んでいきたいと思っている」とあいさつ。

 総会では各議案の審議の後、東部、中部、四国、九州、近畿の各地区のベルトエンドレス工業会の代表から近況報告があった。

 東部の柳浦文隆会長(トーヨー産業社長)は「ゴムコンベヤベルト関連は小粒なものが多く、比較して樹脂コンベヤベルトは物流を中心に動いている。売り上げを作るためにはベルトの周辺機器などにも注力している」とし、中部の甲田昌史会長(池内ベルト商工社長)は「中部の経済産業局によると経済は持ち直しているとし、設備投資については2022年度より増えるというが実感はない。中部のベルトエンドレス工業会としては、企業視察を企画したいと考えているが、可能ならばエンドレスに特化した企業視察をしたい」と語った。

 続いて、四国の北岡秀貴会長(ジョイントショップキタオカ社長)は「四国は7月が総会となるため、具体的な事業計画案はご披露できない。大型物件としては高知でスチールの難燃ベルトが出る予定だ」と語り、九州の弓削田敬会長(キュウエイ社長)は「一般的な話だが物価高騰が続き、また人員の確保、待遇改善のためにも適正な価格の掲示は必要になっていると考えている」と語った。最後に近畿の羽渕会長(長栄物産社長)は「近畿の活動としては安全教育・働き方教育を中心に講演会を実施していく。足元の景気はよくないが今後の回復に期待している」と語り、定時総会は閉会となった。

 引き続き、行事の一環としてなんばグランド花月で若手からベテランの漫才と吉本新喜劇を観劇、話術と関西の笑いを楽しんだ。

懇親ゴルフ会で小島西部ゴム商組理事長が優勝

懇親ゴルフ会での記念撮影


 日本ベルトエンドレス工業会は6月26日、芦屋カンツリークラブで懇親ゴルフ会を有志7人2組で開催した。優勝は小島孝彦西部ゴム商組理事長(グロス103、ネット75.5)、準優勝は羽渕会長(グロス83、ネット75.8)、3位は石見博士中部ベルトエンドレス副会長(グロス101、ネット24.0)となった。

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