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経営学部生とともに

錦城護謨、化粧の不便さを解消する化粧用指型シリコーンパフ「ゆびパフ」第2弾を開発

工業用品 2024-03-19

 錦城護謨は、産学連携プロジェクトとして、近畿大学経営学部松本研究室の学生とともに、サステナブルな化粧用指型シリコーンパフ「ゆびパフ」第二弾の開発・サポートを行った。

第2弾の「ゆびパフ」では透明に加えて、ピンク、水色、黒色の3色を追加


 同プロジェクトは、学生自らマーケット調査や商品企画、サンプル品の検証、販促まで実学で行う、近畿大学経営学部 松本研究室の取り組みとして2020年から行われている。

 第1弾製品開発時は、学生自ら大学生170人を対象に行ったアンケート調査を実施し、46.3%の学生が化粧をする際にファンデーションやアイシャドウのラメで手指が汚れてしまうことをストレスに感じていることが分かった。また、新型コロナの影響で余儀なくされているマスク生活により、ニキビや肌荒れをストレスに感じていることも判明した。

 これらの課題を解決するため、指にはめる形状のメイク用パフ「指パフ」を開発。人差し指にはめて使用することで、ファンデーションやアイシャドウのラメが手につくことなく、メイクアップや化粧直しを行うことができる。さらに、ニキビに直接触れることなくスキンケア商品や塗り薬を塗布する用途としても使える製品となった。

 第2弾プロジェクトでは、第1弾でのユーザーからの声をもとに、 指の大きさに合わせやすい形状に改良し、接触面の拡大、質感の向上、使い分けをイメージしたカラーを追加した。

 材質には従来の使い捨てパフとは異なり、何度も洗って使い続けることができるようにエコフレンドリーな素材であるシリコーンゴムを採用し、環境に配慮した仕様となった。さらに、硬さや表面状態が異なるシリコーンゴムを数種類作成し、その中から 「肌当たりの良さ・化粧持ちの良さ・匂い・速乾性」 という点で最適なものを選定した。

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