CO2固定化量及び排出量削減の最大化を目指す
白石工業、軽質炭酸カルシウム等の製造技術開発がNEDOに採択
原材料 2024-03-19
白石工業は、技術開発を進めてきた「低濃度CO2を活用する新規炭酸塩化技術」と「工場から排出される副生成物を活用した軽質炭酸カルシウム」の製造技術開発について、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発」の課題設定型助成事業の公募に対し、「新規炭酸塩化技術及び副生成物を活用した軽質炭酸カルシウム製造技術の開発」を提案し、採択された。
同事業は、同社が保有する軽質炭酸カルシウム(軽カル)の粒子形態制御技術を活かし、工場などから排出される排CO2及び副生成物を原料とする軽カルの製造技術開発を実施するもの。
同事業の特徴は、排ガスに含まれる低濃度のCO2による軽カルの製造及び高付加価値の軽カルの製造、これらを商用規模のスケールで実証することにある。
同プロセス全体でCO2固定化量及び排出量削減の最大化を目指し、カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向けて、同事業の確実な社会実装を進めていく。