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シリコーン100%3Dプリンター「SILICOM」を訴求

ホッティーポリマー、「TCT Japan 2023」に出展

工業用品 2023-02-06

 ホッティーポリマーは、2月1~3日に東京ビッグサイトで開催された3DプリンティングとAM技術に関する展示会「TCT Japan 2023」に出展した。

ホッティーポリマーのブース


 展示会には、同社が独自開発したシリコーン100%3Dプリンター「SILICOM(シリコム)」、同社取扱いの各社MEX方式や高解像度を誇るLCD方式光造形3Dプリンター「SmaPri Sonicシリーズ」の実機、及び造形サンプルを展示。また、ブース内で「SILICOM」と「SmaPriシリーズ」のPRセミナーを実施した。

 特に注目したいのが、今春の販売を予定しているシリコーン100%3Dプリンター「SILICOM」。

 これまで3Dプリンターの課題とされていた硬度の多様化を実現し、低硬度から高硬度まで様々な硬度ラインアップを展開する予定。着色も簡易化(同社取扱い製品比)し、3Dプリンターで造形した部品同士の架橋接合部の積層痕がより目立たなくなっている。「硬度も様々で着色も可能、更には積層痕も目立たないとなると、“3Dプリンターっぽさ”がなくなり、かなりリアルな造形が可能になる。これがSILICOMの売りだ」(ホッティーポリマー)。

「SOLICOM」で作成した造形サンプル


 ユーザーからの反応を聞くと「展示会のサイトで提供していた資料は、大手企業からのダウンロードが多かった。ユーザーからの反応は良いので、より技術的に革新し、最終的に販売していきたい」と好感触を得ている様子。発売予定を今春に控えた同社の動向に今後も注目したい。

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