「シリコム」、2023年春発売予定
ホッティーポリマー、国産シリコーンゴム3Dプリンターを初出展
工業用品 2022-11-14
ホッティーポリマーは、11月8~13日に東京ビッグサイトで開催された第31回日本国際工作機械見本市「JIMTOF 2022」に、2023年春発売予定の新たなシリコーンゴム3Dプリンター「SILICOM(シリコム)」を出展した。
![](https://gomuhouchi.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
SILICOM(シリコム)
スライスソフトを自社開発
同製品は、UV(紫外線)硬化型液体積層造形方式(LAM方式)を用いたシリコーンゴム3Dプリンター。3Dプリント造形の際の条件を設定するソフトウェアであるスライスソフトを、シリコム専用として同社が自社開発した。日本国内生産のため、安定した供給・保証体制が整っている。
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SILICOMによる造形サンプル
低硬度から高硬度まで、様々な硬度ラインアップを予定しており、「従来、成型が難しいとされてきた低硬度のものに対し、シリコムは貢献でき、そこにも大きな価値があると考えている」(ホッティーポリマー)。優れた透明性を実現した一方、色調対応も可能。3Dプリント特有の積層痕は削減した。架橋接合のため、さらなる複雑な形状の造形も可能だ。
自社開発したシリコム専用スライスソフトにより、材料の選定をするだけで、造形を容易に行える。また、同ソフトにはAI機能を搭載しているため、長時間使用し学習データを蓄積することで、ユーザーの造形する対象品をさらに最適化できる。「専用のスライスソフト自体が自社開発ということは売りの一つだ。これがなければ機械は作動しない。消費電力も下げており、エコの観点からも貢献できる。今回出展したのはあくまでもプロトタイプだ。これから、ユーザーの声も取り入れていきながら、発売に向けてさらにアップデートしていく」(同)。
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