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ゴム産業創生地で歴史積み上げる

【インタビュー】九州ゴム工業会会長 中島幹雄氏

会員限定 工業用品 2020-04-28

 九州地区のゴム産業は日本のゴム産業の創生と言われ、発展してきた歴史を持つ。ゴム履物や自動車タイヤが代表格となるが、港湾関係の防舷材といった大型ゴム製品からパッキンなど大量生産型の工業用ゴム製品、ゴム練りに至るまでのノウハウの集積地でもある。「九州ゴム工業会の会員企業は地元に根ざした中小企業の集まりで、細かな仕事を積み上げて歴史を重ねてきた」と中島幹雄会長(中島ゴム工業社長)は言う。九州地区の中小ゴム企業の近況を聞いた。

 

堅実な経営を受け継ぐ

 ■九州ゴム工業会会員企業の現況について
 昨年秋口くらいからは米中貿易摩擦の影響が尾を引いていて、中国経済の低迷を反映した動きが見えてきた。ただ、今年年初までは全般的に決して悪い傾向は無かったと考えている。

 それに今は新型コロナウイルスによる経済低迷への

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