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2023年3月期に売上高80~90億円、営業利益率8%以上を目指す

朝日ラバー、新中期経営計画を策定

工業用品 2020-04-24

 朝日ラバーは4月23日、2021年3月期を初年度とする3カ年の「第13次三カ年中期経営計画」(2020年4月~2023年3月)を策定したと発表した。

 それによると、最終年度の2023年3月期に連結売上高80~90億円、連結営業利益率8%以上を目指す。

 同社では、重点事業分野を4つに分け、それぞれの製品群を成長させるコア技術、工場の役割を整理し、これまでに整えてきた生産環境を最大限に生かす取り組みを進める。事業展開を進めるうえで、独自の競争力の源泉となるコア技術である「色と光のコントロール技術」、「素材変性技術」「表面改質およびマイクロ加工技術」に、それぞれの事業分野の成長のキーワードとなる視点を加え、さらなる進化を図る。

 4つの重点事業分野は次の通り。

 ■光学事業
 ◇コア技術=色と光のコントロール技術◇主要製品= ASA COLOR LED(キャップ付きLED)、シリコーン製レンズ、白色シリコーンインキ、カラーフィルター、蛍光体応用製品など◇売上計画=約40億円◇工場=白河工場

 「感性、共感」をキーワードに、色と光を制御する技術と感性技術を磨き、自動車の内装照明市場から外装照明、またアンビエント照明に向けた技術開発と提案を進める。海外の顧客へのアプローチをさらに進めていくため、自動車産業向けの品質マネジメントシステムである IATF16949の認証を白河工場で2020年12月に取得する予定。

 ■医療・ライフサイエンス事業
 ◇コア技術=素材変性技術・表面改質およびマイクロ加工技術◇主要製品=薬液混注用ゴム栓、プレフィルドシリンジ用ガスケット、AR超薄膜シリコーンシート、ARチェックバルブ、マイクロ流体デバイスなど◇売上計画= 約15億円◇工場=第二福島工場、白河第二工場

 診断・治療分野、理化学機器分野、介護・予防分野に向けて制御技術と感性技術を磨き、世界の医療現場と患者のQOL(Quality of Life)向上に貢献。また、医療機器産業に向けた提案力を高めるため、医療機器の品質管理システム構築のための国際標準規格であるISO13485認証を白河第二工場で中期経営計画中に取得する計画。

 ■機能事業
 ◇コア技術=素材変性技術・表面改質およびマイクロ加工技術◇主要製品=車載スイッチ用ラバー、感圧ラバーセンサ、F-TEM(独自のペルチェデバイス)、卓球ラケット用ラバー、気流制御電極開発◇売上計画=約21億円◇工場=福島工場、東莞工場(東莞朝日精密橡膠制品)

 ビークル分野、エネルギー分野、環境発電分野、スポーツ分野において制御技術と触覚・熱・振動・光関連の技術、感性技術を磨き、将来のライフスタイルの実現への貢献に向けて、弾性無限で人に優しい感性価値を提供する。

 ■通信事業
 ◇コア技術=素材変性技術・表面改質およびマイクロ加工技術◇主要製品=RFIDタグ用ゴム製品、ビーコン、コネクタ、伸縮配線、ラバーファントムなど◇売上計画= 約12億円◇工場=福島工場、白河第二工場、東莞工場(東莞朝日精密橡膠制品)

 自動認識分野、通信機器分野、センシング分野において、伝える・伝わるセンシング技術、触覚・熱・振動・光関連の技術、感性技術を磨き、ゴムだからこそ実現できる価値を提供する。
 

設備投資は累計で約10億円を計画

 連結設備投資計画は2021年3月期~2023年3月期までの累計で約10億円を計画している。

 2020年3月期までに主要製品の「ASA COLOR LED」、RFIDタグ用ゴム製品、医療用ゴム製品への設備投資や環境整備を先行的に進めており、今後の3年間では、これらの 生産体制充実とさらに新製品・開発製品に注力し、案件を早期に立ち上げるための開発投資も進めていく。

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