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丸紅情報システムズが販売

朝日ラバー、EnOceanデバイスに「やわらか保護カバー」が採用

工業用品 2023-10-12

 朝日ラバーのさまざまな通信帯デバイスなどをシリコーンゴムで覆い中身を保護する筐体の役割を持つ「やわらか保護ラバー」が、丸紅情報システムズ(MSYS)が代理店販売を行うEnOceanデバイスに採用された。今後、防塵防水対応IoTデバイスとして、MSYSおよび朝日ラバーで販売を開始する。

製品イメージ:温度センサ(SPC431J)


製品イメージ:マルチセンサ(SPC550J)


 IoTセンサーデバイスは、農畜産業や農業生産物の加工・流通・販売の分野では雨滴や散水などの環境条件に対応するため、防水防塵性能がエネルギーマネジメント導入の課題となっている。既存の防水防塵型IoTセンサーデバイスは、デバイス数に比例してバッテリー交換などのメンテナンス工数が発生するため、エネルギーハーベスト対応の防水防塵型IoTセンサーデバイスが求められていた。

 MSYSのEnOceanデバイス「SPC431J」および「SPC550J」は、独・EnOcean社が提供する低消費電力無線通信モジュール「STM431J」や「STM550J」に、朝日ラバーの「やわらか保護カバー」を採用し、防塵防水機能を追加した製品。高透明グレードのシリコーンゴムを使用した「やわらか保護カバー」は太陽光を94%透過するため、モジュールに搭載した太陽光発電パーツの発電効率を大きく下げることなく、電源レスで長期間利用できるIoTシステムの構築に貢献する。

 MSYSおよび朝日ラバーは、SPC431J/SPC550J各1個とUSB型EnOcean通信受信端末をセットにした体験キットを4万9,800円(税別)で、11月から出荷を開始する。また、SPC431J/SPC550Jの量産出荷は2024年3月を予定している。

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