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2024年3月期業績

朝日ラバー、工業用ゴム事業は減収減益

決算 2024-05-14

 朝日ラバーの2024年3月期業績は、売上高が71億8,000万円で前期比0.3%減、営業利益が1億5,600万円で同15.5%減、経常利益が1億9,500万円で同0.1%増、純利益が1億3,300万円で同34.1%減だった。

 セグメント別にみると、工業用ゴム事業は売上高が56億4,500万円で同2.1%減、営業利益が3億400万円で同23.9%減。自動車向け製品の受注は、精密ゴム製品やスイッチ用ゴム製品の受注は増加したものの、自動車内装照明用のASA COLOR LEDは上期までの在庫調整などの影響により受注は減少。また、自動認識機器に使用されるRFIDタグ用ゴム製品の受注は金利上昇などの厳しい事業環境が続き低迷した。一方で、卓球ラケット用ラバーは前期からの受注増加が続き増収となった。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が15億3,500万円で同6.7%増、営業利益が1億2,000万円で同3.7%減。診断・治療向けのプレフィルドシリンジガスケット製品や採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が堅調だったことや医療用逆止弁の受注が増加したこと、新たに参入を果たした医療シミュレータの受注も加わり増収となった。

 2025年3月期業績は、売上高77億7,200万円で前期比8.2%増、営業利益2億8,100万円で同79.6%増、経常利益2億6,300万円で同34.8%増、純利益1億8,300万円で同36.7%増を見込んでいる。

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