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2024年12月期第1四半期業績

ニチリン、日本、北米、アジア、欧州は増収増益

決算 2024-05-14

 ニチリンの2024年12月期第1四半期(1~3月)業績は、売上高が182億7,000万円で前年同期比6.9%増、営業利益が25億6,400万円で同10.1%増、経常利益が32億2,000万円で同30.2%増、純利益が17億7,000万円で同58.8%増だった。

 セグメント別にみると、日本は売上高が85億8,800万円で同2.4%増、営業利益が9億8,300万円で同34.8%増。国内で能登半島地震や一部メーカーの出荷停止の影響を受けた一方、北米向け輸出の増加や円安により増収増益となった。

 北米は売上高が37億3,400万円で同18.9%増、営業利益が2億6,400万円で同2.7%増。北米市場は日系メーカーが得意とするHVの需要が好調に推移したことで増収増益となった。

 中国は売上高が28億7,200万円で同1.4%減、営業利益が3億9,500万円で同1.8%増。EV化が加速する中、現地メーカーへの販売が増加した一方、日系メーカーの販売低迷により減収増益となった。

 アジアは売上高が64億600万円で同20.2%増、営業利益が11億4,200万円で同43.8%増。半導体など部品の供給不足の緩和に加え、グループ内最適生産による北米への販売増加により増収増益となった。

 欧州は売上高が18億4,600万円で同16.1%増、営業利益が4,300万円で同95.5%増。ウクライナ・中東情勢には懸念があるものの増収増益となった。

 2024年12月期業績は、売上高720億円で前期比1.9%増、営業利益90億円で同6.4%減、経常利益95億円で同9.9%減、純利益53億円で同10.4%減を見込んでいる。

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