【特集】進化するゴム企業のホームページ
三和化工、全面的なリニューアルに取り組む
工業用品 2019-10-03
三和化工は2001年にホームページ(http://www.sanwa-chemi.co.jp/)を開設した。

ホームページのリニューアルについて説明してくれた新沢部長(右)とお客様相談室の渡邊友章氏
「インターネットの普及に伴い、当社でも情報ツールとしてHPの必要性を感じ開設を決断した。当時はまだHPを開設している企業が少なかったが、他社のHPなども参考にしながら、私ともう一人の担当者の2人が手作りで立ち上げた」(新沢耕一管理本部管理部部長)
その後、HP制作会社の手を借りながら内容を充実させ、2013年会社創立50周年を機に大幅にリニューアルし、現在に至っている。
用途事例を充実させ営業ツールに
同社では、創立50周年から5年が経過した今年1月、情報発信力をさらに高め、営業ツールとしても活用できるよう、HPの全面的なリニューアルに着手した。新沢部長を中心に4人のメンバーがリニューアルに取り組んでいる。今回、特にこだわっているのは、製品紹介や用途事例だ。
「当社はポリエチレンや合成ゴムの発泡素材・発泡製品の専業メーカーなので、最終製品と違い、製品や事業内容が一般の方には分かりづらい。そこで、当社製品がどのような用途で活用されているのかが分かりやすいよう、用途事例を充実させる。また製品一覧も機能性や特徴が、分かりやすくて、見やすくて、検索しやすいように工夫する」(同)という。
営業マンが顧客訪問時にモバイル端末を使い、製品の特徴や用途事例を分かりやすく説明するための営業ツールとしてHPを活用し、営業力の向上につなげていく考えだ。また若手社員を登場させて、会社紹介をするページも用意する。
今回のリニューアルでは、会社広報誌をダウンロードできるようにするのも重要なポイントだ。
同社では、3年前から年に2回、1月と7月に会社広報誌「京FOAM」を発刊し、得意先や取引先に配っている。現在第5号まで発刊しているが、今回のリニューアルでは、これをHPからダウンロードできるようにする。
「京FOAMは当社の事業活動や製品情報などを詳しく、専門的に紹介している企業PR冊子で、HPプロジェクトの4人のメンバーが編集している。これをHPに掲載することで、これまで当社とお付き合いのなかった会社や業種の方に見てもらえればと考えている。そしてそれが、新たな需要の開拓につながっていけば幸いだ」(同)
リニューアルでは英語版も充実させて、海外への発信力を向上させる。現在のHPには英語版と中国版を掲載しているが、中国市場については、中国現地法人のHPが同様の役割を果たしているので、今回のリニューアルでは英語版のみにした。
デザインにも工夫する。カラーはコーポレートカラーであるブルーを基調にする。そして京都に本社のある企業として、京都をイメージさせる和風のデザインにする計画だ。文字や壁紙、使用する写真、イラストなども京都を髣髴とさせる和風のものに統一していく方針だ。
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