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福祉機器展でマットレスなどPR

住友理工が健康介護事業に注力

工業用品 2016-10-18

床ずれ防止用マットレスを展示

床ずれ防止用マットレスを展示


 住友理工は10月12―14日、東京ビッグサイトで開催された「国際福祉機器展」に出展し、心肺蘇生法(心臓マッサージ)の訓練をサポートする胸骨圧迫訓練評価システム「しんのすけくん」や、床ずれ防止に貢献する「SRアクティブマットレス」を展示・紹介した。同社では、新たな事業分野として健康介護事業の展開に注力している。今回の出展もその一環だ。

 今回出品した「しんのすけくん」は、心臓マッサージの訓練で重要な圧迫位置、圧迫の深さ、リズムなどを検知し、要素ごとに得点化して客観的に評価するシステムで、これまで勘や感覚に頼っていた訓練の質を、より向上させることができる。

 ブースでは、デモ機を2台設置し多くの来場者に体験してもらい、アンケート調査も行った。体験者からは「心臓マッサージの習熟度が数値化されるので分かりやすい」と高評価を得たという。

 「SRアクティブマットレス」は、体圧分布を計測し感知した圧力の高低に応じて内部のエアセルの膨張・収縮を制御、寝ている人の体の形状に合わせてマットレスの凹凸形状が変化する。これにより局所的な圧力集中を緩和し、自動で体圧を分散することで床ずれ防止に貢献するというもの。

 ブースでは、「SRアクティブマットレス」を敷いたベッドを設置し、来場者に体感してもらっていた。

 同製品は九州大学医学部と共同開発したもので、9月末に九州大学病院に先行販売した。来年3月には本格販売を開始する予定。

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