信越ポリマーの2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)業績は、売上高が305億8,500万円で前年同期比9.3%増、営業利益が41億4,800万円で同8.6%増、経常利益が41億2,500万円で同3.5%増、純利益が24億1,500万円で同22.3%減だった。

 セグメント別にみると、電子デバイス事業は、売上高が64億2,100万円で同0.5%増、営業利益が2億8,700万円で同12.2%減。ハイブリッド車の販売堅調で、日本を含む各地域において車載入力デバイスの需要が伸長。また、車載用のパッキンやLEDライトガイドが堅調だった一方でワイパーは需要が一巡したことからコンポーネント関連製品は前年同期を下回った。自動車産業以外では、液晶接続用コネクターやVCF(視野範囲/光路制御フィルム)は軟調だったが、検査用コネクターの需要は安定した水準を維持した。

 精密成形品事業は、売上高が153億500万円で同6.9%増、営業利益が28億3,800万円で同1.6%減。半導体関連容器は海外向けの出荷容器、工程内容器が共に好調に推移。OA機器用部品は複合機用ローラは順調だったが、プリンター用ローラは需要サイクルの影響が残った。キャリアテープ関連製品は、微細電子部品用途が緩やかに回復し、AIサーバー向け大型電子部品用途も好調が続いたことから前年同期を上回った。シリコーンゴム成形品はカテーテルなど医療機器向け部品は安定して推移した。

 住環境・生活資材事業は、売上高が62億3,200万円で同11.4%増、営業利益が8億4,100万円で同69.9%増。外食産業向けカラーラップの採用が引き続き拡大。また、機能性コンパウンドのFA機器向け電線被覆用途や車載高摺動製品の需要が伸長。これら付加価値の高い独自製品の出荷が拡大したことから前年同期を上回った。

 その他は、売上高が26億2,600万円で同57.3%増、営業利益が1億8,100万円で同61.5%増となった。

通期業績予想を公表

 同社は、合理的な算定が困難として公表していなかった2027年3月期通期業績予想を公表した。

 ■2027年3月期通期業績予想
 ◇売上高=1,200億円、前期比4.2%増◇営業利益=160億円、同14.0%増◇経常利益=160億円、同14.2%増◇純利益=105億円、同6.1%増