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「墨東地区にこだわらず会員増やしたい」

墨東ゴム工業会の5代目会長に堀田氏(ホッティーポリマー社長)

工業用品 2017-05-09

堀田秀敏会長

 
 墨東ゴム工業会は、東京の墨田区周辺の中小ゴム製造業者の団体として1962(昭和37)年に創立して以来、今年で55年を迎える。創立の目的は業界の安定と親睦、情報の普及・交換などで、さらに墨田区との意見交換、要望提出も目的とされた。

 創立当時は、東京オリンピックの前で高度成長の真っ最中、日本経済が急伸長している時代だった。会創設の裏には、中小企業も時代の波に乗り遅れないよう経営を近代化し、皆で頑張ろうという意識があった。特に人材確保、技術向上、労務対策などは共通の課題だった。

 会長は初代が長瀬泰吉氏(長瀬ゴム工業、現ナガセケンコー)、2代目が長瀬二郎氏(同)、3代目が右川清夫氏(右川ゴム製造所)、4代目が杉本浩志氏(金星ゴム工業)。

 中小企業の経営環境が厳しい中で、歴史と伝統のある工業会の5代目会長に堀田秀敏氏(ホッティーポリマー)が就任した。堀田新会長は、就任あいさつの中で「墨東地区にこだわらずに会員を増やしていきたい。そのために賛助会員の協力も仰ぎたい」と話した。

 また業界の課題について解決に役立つ情報等の発信にも力を入れるとしており、新会長の手腕が期待される。

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