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品質、利益、アサヒスタイルで日本一の靴メーカー目指す

【インタビュー】アサヒシューズ社長佐藤栄一郎氏

その他 2017-05-09

 
 4月1日、新たな飛躍へのスタートを切った新生アサヒシューズ。大幅な売り上げ縮小を伴ったが、国内生産をベースに利益体質企業への転換を図ってきた同社の佐藤栄一郎社長に今後の方向と中期計画について聞いた。

 ■今後の会社の方向性について
 更生計画中は、売り上げより利益重視で「儲からない商品はつくらない」「儲からない商売はやらない、縮小する」という経営方針で進めてきたので、11期連続で売り上げがダウンした。今日、商品構成や取引先の改善はほぼ完了したので、17年からは利益とともに売り上げの拡大を図っていく方針だ。

 ■そのための経営方針は
 今後も、“選択と集中”“利益重視”の方針により、メイドインジャパン、オンリーワン、ナンバーワンの快歩主義、アサヒメディカルウォーク、トップドライなど主力ブランドを中心に、アサヒスタイルによる小売店さんとの取り組みを強化、拡大していく計画だ。

 ■販売戦略について
 2020年を目指して中期経営計画を策定し、売上高150億円、営業利益10億円以上を目標にしている。販売施策としては、まず既存取引先との取り組みを再強化する。全国220人余りの営業スタッフを機動的に生かして取引先支援を強力に進めると同時に、引続き新たな取引先としての靴小売とともに、衣料品店、薬剤店など異業種小売店の新規開拓にも積極的に取り組んでいく。

 また、新たな流通として、拡大しているネット販売をはじめDM、TVなどを活用した通販での販売を売り上げ構成比4%(17年見込み)から20年には15%に高める。さらに、海外市場での展開についても、中国、アジア、北米、EU市場での販売活動を進め、20年までには15%に拡大する計画だ。

 ■生産体制について
 16年での生産は国内生産比率が70%近くになっているが、オンリーワン、ナンバーワン商品を開発するために久留米工場の生産体制を強化、拡充していく計画だ。すでに、16年までに新たにINJマシン3台を導入し、国内で量産できる体制をつくった。引き続き工場への設備投資を行い、老朽設備の更新、工場レイアウトの変更などで生産効率アップを図っていく。

 これに伴い、アッパー縫製ラインへの設備投資も進めていく。現在は子会社2社を中心に国内での縫製を行っているが、さらに、久留米工場内に縫製ラインを設置、拡大する準備をしており、子会社2社を含めたトータルな国内での縫製体制を構築していく。このなかでは、自動化、機械化などについても積極的に研究、導入していく計画だ。

 中長期的には、国産100%を目標にしているが、現在、海外生産している商品への需要が活発で計画以上に増産をしなければならない状態だ。ただ、今後も国産オンリーワンで市場に応える商品の開発を続けていく。

 ■商品開発戦略について
 快歩主義、アサヒメディカルウォークなどの戦略ブランドの開発強化と海外市場も視野に入れたアサヒブランドの確立を図る。また、INJマシンをはじめ、機械化(ロボット)生産で市場に対応できるアサヒの商品を開発することも早急の課題になっている。

 ■日本一のメーカーを目指す
 国内生産体制の拡充とともに、従業員の確保、技術伝承のための技術者や営業スタッフの教育にも注力し、独自の商品を独自の営業スタイルと独自の仕組み(アサヒスタイル)で多くのお客様に提供し、品質、利益、独自の仕組みで日本一の靴メーカーを目指していく。

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