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川口化学工業17年11月期第1四半期

増収増益を計上

原材料 2017-04-06

 川口化学工業が4月5日に発表した17年11月期の第1四半期(16年12月―17年2月)業績は、売上高が16億7,300万円で前年同期比16.8%増、営業利益が8,500万円(前年同期は2,500万円の損失)、経常利益が8,400万円(同3,000万円の損失)、四半期純利益が5,900万円(同2,800万円の損失)となり、増収増益を計上した。

 部門別売上高のうち、ゴム薬品は売上高が10億5,400万円で同14.2%増。国内は工業用製品向けならびにタイヤ向け薬品は数量・金額ともに前年同期を上回った。合成ゴム向け薬品は前年同期比で減少となったものの、国内ゴム薬品全体では数量・売り上げとも前年同期比で増加した。輸出については東南アジアの顧客において回復傾向がみられたことに加え、円安が継続したことで販売数量が伸びた。

 樹脂薬品は売上高が1億9,100万円で同10.8%増。国内は主要品目で販売数量を伸ばしたことから数量・金額ともに増加。輸出は中国をはじめとする既存顧客の稼働が低調で推移すると共に他国企業との競合が激化したことから売上高は減少した。

 業績予想を上方修正
 また同社は同日、第2四半期業績予想および通期業績予想の上方修正を発表した。それによると、第1四半期の売上高が前年同期を上回り、採算性が向上した結果、各利益が前回予想を上回る見込みとしている。

 ■第2四半期業績予想
 売上高=33億4,000万円(前回予想と変わらず)▽営業利益=1億1,000万円(前回予想7,500万円、増減率46.7%増)▽経常利益=1億1,000万円(同7,500万円、同46.7%増)▽四半期純利益=7,000万円(同5,500万円、同27.3%増)

 ■通期業績予想
 ▽売上高=67億6,000万円(前回予想と変わらず)▽営業利益=1億7,000万円(同1億5,000万円、同13.3%増)▽経常利益=1億7,000万円(同1億5,000万円、同13.3%増)▽当期純利益=1億2,000万円(同1億1,000万円、同9.1%増)

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