「市場最適仕様」製品の開発を促進
グローバルな視点で市場ニーズに対応するバンドー化学
工業用品 2016-08-22
バンドー化学は2013年度から2022年度までの10カ年の中長期経営計画「Break throughs for the future(未来への躍進)」の中で、「製品の進化」「ものづくりの進化」をはじめとする5つの指針を掲げている。グローバルな視点で、各地域の市場ニーズにマッチした「市場最適仕様」製品の開発を促進するとともに、品質の向上にさらに磨きをかけている。そこで同社の新製品・注力製品の開発状況や製品特長、生産拠点の概要を紹介する。
Ceptor-X
高負荷対応の歯付ベルト「Ceptor-X(セプターテン)」は、「セプターシリーズ」の最上級グレードで、ロボット、射出成型機、プレス機、印刷機械、運搬搬送機器などさまざまな産業機械の同期伝動に適した高トルク伝動のベルト。産業機械の高出力化・高性能化の要求に応え開発された。
特長は①高剛性、高弾性の構成部材を使用することで、高トルクを実現した点で、従来品(※)に比べ伝動容量を約35%向上させている②伝動容量をアップさせたことで狭いベルト幅で使用でき、従来品(※)に比べ約12%の騒音低減を実現③狭いベルト幅や小プーリ径で使用できるためコンパクト設計が可能④歯部の変形が少ないため、急停止・急加速時や負荷変動による歯飛びを防止するとともに、高い位置決め精度を実現⑤S8Mタイプ、S14Mタイプの標準プーリが使用でき汎用性が高い。※従来品=Ceptor-Ⅵ
中型のS8Mタイプ、大型のS14Mタイプを品揃えしたことで幅広い条件で使用でき、積極的に用途開発を進め拡販をはかっていく。
歯付リブドベルト
「歯付リブドベルト」は、高負荷両面駆動用に新提案したベルト。片面はタテ溝(V型)、もう片面はヨコ溝(歯型)という構造で、噛み合い伝動と摩擦伝動を同時に行うことができる。穀物製粉機のロール駆動などに適しており、高荷重をほぼ同期伝動させつつ、穀物を製粉する際に生じる、急起動・急停止による衝撃荷重を逃すことができる。
ベルト構造は、背ゴムに歯部変形の少ない高硬度な合成ゴム使用し、心線は寸法安定性と屈曲性を考慮したガラス心線を採用している。歯布は凹凸を持たせ、さらに低摩擦係数にすることで、駆動時の低騒音化を実現している。
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