日本ゴム工業会 第10回幹事会報告から
ISO/TC45国際会議、日本主導の規格件数増加傾向に
工業用品 2017-01-30
日本ゴム工業会(南雲忠信会長)は1月20日、東京・千代田区の経団連会館で第10回幹事会を開催し、第64回ISO/TC45(ゴム及びゴム製品)国際会議の結果概要や資材関係の動向について報告した。ISO関連の報告内容は以下の通り。
第64回ISO/TC45国際会議が2016年10月31日から11月4日、マレーシアのクアラルンプールで開催された。今回、日本からの参加人数は36人で、前回会議の28人に比べ8人増加した。
今回の会議では、約180規格の審議が24のワーキンググループ(WG)で行われた。会議を通して、日本がプロジェクトリーダー(PL)を務める開発中規格19件について、順調に次のステップに進めることができた。また定期見直しにより17件の規格について日本がPLとして規格改正を行うことになり、当初目標を達成することができた。
国際会議での日本からの提案数、日本がPLを務め発行されたISO規格の件数は、14年以降増加傾向にある。これは14年から国際会議前に日本国内審議委員会の各分科会で「戦略シート」を作成し、日本が主張すべき内容を明確にして国際会議での対応をあらかじめ検討した成果といえる。
16年の1年間で計43件のISO規格が発行され、そのうち20件は日本がPLを務めた案件だった。特にゴム・プラスチック引布関連の7件のISO規格はすべて日本がPLを務めたもの。これはゴム・プラスチック引布分科会が自主的に始めたJIS規格の見直し・統合活動を通し、JIS規格のISO規格への反映やISO規格の不備是正を提案した活動の成果によるもの。
■中国からの参加者数が減少
各国の動向をみると、中国の参加者数は10年のオランダ会議から増加してきたが、16年は開催地が近いにも関わらず減少した。ただし、16年も2件の新規提案を行うなど活動は盛んになっている。日本との関係は良好で、国際会議以外に規格作成を通じて何度か交流を行っており、今後も継続して良好な関係を築いていく。
また、15年からベトナム、インドネシアがPメンバーに、カンボジアがOメンバーに加入したほか、16年にはフィリピンがPメンバーに加入。ベトナムは今回初めて国際会議に出席し、会議中に積極的に情報収集を行い、最終日のSC3全体会議で改正提案と新規提案を行った。今後ベトナムを含めインドネシアやフィリピン、カンボジアのASEAN諸国の新規加入メンバーと良好な関係を築き仲間作りを進める。
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