社史「NISHIYAMA 100」完成まで
ニシヤマ、川崎図書館で内田部長が講演
商社 2017-07-25
神奈川県立川崎図書館が主催する社史講演会「社史が出来るまで」にニシヤマの創業100周年社史「NISHIYAMA 100」で編纂委員代表を務めた内田康之営業企画部部長が講師として招かれ、「NISHIYAMA 100」の完成までに至る過程や完成後の思い、社史作成のアドバイスなどを語った。
講演会は7月19日、川崎市川崎区にある同図書館内で行われ、上場企業をはじめ社歴を重ねた企業の社史制作担当者などおよそ50人が参集、会場は定員で埋まった。ニシヤマからは仕事の都合で出席できなかった小早川佳代子編纂委員を除く、門馬仁、市村仁美の両編纂委員も駆けつけた。
講演会では、ニシヤマの企業概要や取扱商品の紹介から、社史制作にあたっての社内外体制、編集基本方針、スケジュール管理、記事・編集内容のこだわりなどについての単独講演と同図書館の高田高史司書との対談を交えたものとなった。
同図書館は一般図書に加え科学技術及び産業関係資料を保管するものとして開館以来、会社史・経済団体史・労働組合史など1万8,000冊を超すコレクションで全国でも知られている。一般図書とは違い、社史類は発行部数や配布先が限定された非販売であることから、調査研究者も含め利用者が県の内外から訪れる。内田部長や市村編纂委員もその一人だった。
今回は「NISHIYAMA 100」を同図書館に贈呈したところ高田司書の目に留まり、社員参加型や100周年イベントを盛り込んだグラビアが豊富なのも加え、「一般的な社史に比べてオリジナル性に富んだコンテンツの多さや工夫、こだわりが随所に見られた社史だったことから、これから制作される企業の参考になる」と高田司書が内田部長に依頼したもの。
社史の目次を元にこだわりのページ作りの背景などを語った内容となったが、途中には門馬編纂委員が記録していたメイキング画像も見せながら、せまる校了時間までの状況やエピソードを含め語るなど講演にもひと工夫があり、聴講者を飽きさせなかった。内田部長は、「アドバイスとしては、我々の反省点も踏まえていくつか掲げたが、完成品を見た時の達成感は忘れられない。会社からの制約はほとんど無く、編纂委員のアイディアを具現化してくれた制作協力のポスティコーポレーションとの出会いや、少数精鋭の編纂委員体制で、最後まで前向きに取り組めたことで3年半にのぼる制作期間を乗り越えられた」と総括。講演後はさっそく内田部長に社史制作について相談する聴講者が列を成していた。
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