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快適なクリーン環境を提案

蒲田工業、医療品関連の展示会に出展

商社 2020-11-27

 医薬品や化粧品の研究並びに製造にかかわる製品、技術、サービスをメインにした展示会「インターフェックスジャパン」が11月25日から27日までの3日間、幕張メッセで開催され、蒲田工業がクリーンルーム、クリーンブースのソリューションをアピールした。

インターフェックスジャパンでの展示小間


 展示小間では、高い気密性を保持し施工性が良く、また空間を最大限に利用できる「クリーンパネル」(断熱不燃パネル)や、医薬品製造において製品の清浄度管理と外部へ漏洩や拡散を防ぐ「封じ込めクリーンルーム」、GradeAクラス環境を構築する全面吹き出しの「SUSクリーンブース」、「ラインダクト式クリーンルーム」、「恒温坑恒湿クリーンルーム」、「医薬包装装置用クリーンブース」などの特徴などパネルや実物、模型を展示し、アピールした。

 蒲田工業では既に3000件以上のクリーン環境の実績を誇り、展示会では豊富な施工事例をもとに製造・研究現場に快適なクリーン環境を提案。蒲田善明社長は「新型コロナウイルス感染でマスク不足が問題となったが、不織布で日本製のマスクのニーズは強く、その製造ラインの新設などでクリーンルームの需要は高まっており、大型物件も多い状況だ」と近況を語る。見積もりから施工に至るまで同社の持ち前のスピード感での対応は高く評価され「リピート率も多い」(同)という。

 なお、同社は同時開催で医薬品メーカーや再生医療企業、大学の研究者・技術者、病院・クリニックの医師などを対象にした「再生医療EXPO」に細胞培養加工施設の施工例なども示し、提案した。

出展企業にも資料を配布

 蒲田工業は展示会に出展するたびに、出展内容や提案内容、成果などを記したチラシを用意、開場前の朝に出展社の小間に配布し、出展社にもブースの立ち寄りを呼び掛けている。今回もチラシとともにウェットティッシュを配布した。「出展企業の皆さんが来られる前に配布するので、まず朝一番の仕事になっている。チラシを見てブースに立ち寄っていただくこともあるので、もう5年くらい続けている」(蒲田社長)と、ちょっとしたアイディアと努力の集積が同社の推進力の一つになっている。

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