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2020年12月期第2四半期業績

クリヤマホールディングス、アジア事業は減収減益

商社 2020-08-18

 クリヤマホールディングスが8月7日に発表した2020年12月期第2四半期(1~6月)業績は、売上高が251億5,800万円で前年同期比14.4%減、営業利益が14億900万円で同31.7%減、経常利益が16億8,000万円で同18.7%減、純利益が11億7,800万円で同16.5%減となった。

 セグメント別にみると、アジア事業は売上高が128億9,500万円で同13.6%減、営業利益は13億6,500万円で同5.9%減。

 アジア事業のうち、産業資材事業は売上高が72億4,400万円で同14.5%減、営業利益は、9億1,400万円で同2.3%減。新型コロナウイルス感染拡大による顧客の生産停止や減産の影響を受け、主に建設機械、自動車向けの販売が減少した。営業利益については、内製売上が増加したことや営業利益率の改善に努めた結果、微減にとどまった。

 スポーツ・建設資材事業は売上高が53億9,200万円で同11.4%減、営業利益が5億2,400万円で同8.6%減。鉄道施設等向け「遠心階段」の販売が増加したものの、大型商業施設等向け「スーパー・マテリアルズ」(大判セラミックタイル)の販売が減少したほか、スポーツ施設で使用される「タラフレックス」(弾性スポーツシート)等の販売が減少した。

 その他事業は売上高が2億5,800万円で同31.5%減、営業損失は7,300万円(前年同期は5,800万円の営業損失)。外出自粛要請による消費者マインド悪化や緊急事態宣言による臨時休業等の影響を受け「MONTURA」(イタリア製スポーツアパレル)の販売が減少した。

 北米事業は売上高が107億3,600万円で同13.9%減、営業利益は、5億1,100万円で同46.2%減。新型コロナウイルス感染拡大に伴う国家非常事態宣言により外出制限をはじめとした各種規制を受け、個人消費が急減したほか、企業の生産停止が相次いだことで経済活動の抑制が続いた。各種産業用ホース・継手の生産・販売を行う同社事業は、人々の生活基盤を支える必要不可欠な事業として営業活動を継続し、感染が深刻化する中で医療用チューブの需要急増等に対応したものの、設備、建設、飲料用等、幅広い業界の需要が停滞したことで、売上、利益がともに減少した。営業利益はロジスティクスの最適化に向けた改善活動に伴う費用の増加等の影響を受けマイナスとなった。

 欧州事業は売上高が15億2,600万円で同23.6%減、営業損失は9,700万円(前年同期は1,500万円の営業損失)。スペインとアルゼンチンに拠点を置く製造販売子会社は、新型コロナウイルスの感染拡大により生産及び販売活動に大きく制限が生じマイナス要因となった。各国行政から必要な事業としての認可を取得し可能な限り操業を継続したが、建設業界や消防機関での設備投資抑制の影響を受け、レイフラットホース・ノズル等の販売が減少した。また、米国への輸出も伸び悩み、大幅に減少した。

 また、同社は8月4日、2020年12月期通期連結業績予想を一旦取り下げ、未定とした。取り下げの理由は、新型コロナウイルス感染予防のためのワクチンや治療薬が開発され、一般に普及されるまでは本格的な経済活動再開の見通しが立たず、現時点では業績予測の前提となる経済環境における不確定要素が多いためとしている。なお、業績見通しが可能となった段階で開示するとしている。

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