2021年3月期第1四半期業績
三ツ星ベルト、ベルト事業は国内外とも減収減益
工業用品 2020-08-18
三ツ星ベルトが8月7日に発表した2021年3月期第1四半期(2020年4~6月)業績は、売上高が143億9,000万円で前年同期比23.1%減、営業利益が10億6,000万円で同53.7%減、経常利益が12億900万円で同47.3%減、純利益が9億1,400万円で同42.8%減となった。
セグメント別にみると、国内ベルト事業は売上高が58億9,600万円で同15.5%減、営業利益が12億1,900万円で同31.1%減。自動車用ベルトは、新型コロナ感染拡大に伴うユーザー工場の稼働停止や輸出需要の減少により減収。一般産業用ベルトは、サプライチェーンの停滞により国内企業の生産活動が大きく落ち込んだ影響を受けた。また、搬送用ベルトや合成樹脂素材も減収となった。
海外ベルト事業は売上高が57億7,200万円で同33.3%減、営業利益が4億5,500万円で同57.8%減。自動車用ベルトは、各国が実施したロックダウンにより自動車メーカーの稼働が停止し生産台数が大きく減少したことから、欧米・アジアとも減収。一般産業用ベルトは中国では経済活動再開による需要増がみられたが、その他地域では減収。OA機器用ベルトも減少した。
建設資材事業は売上高が16億2,300万円で同16.3%減、営業利益が1億900万円で同60.4%増。建築部門は工事物件の中止や延期の影響を受け、土木部門は大口工事物件が減少したことから減収となった。
エンジニアリングストラクチュラルフォーム、金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入れ商品などを含むその他は、売上高が10億9,700万円で同2.5%減、営業損失が7,400万円(前年同期は2,200万円の利益)となった。
2021年3月期第2四半期および通期業績予想を発表
三ツ星ベルトは同日、新型コロナの影響で未定としていた2021年3月期第2四半期および通期業績予想を発表した。
■2021年3月期第2四半期業績予想
売上高=300億円(前年同期比19.4%減)◇営業利益=15億円(同65.9%減)◇経常利益=15億円(同65.4%減)◇純利益14億円(同54.4%減)
■2021年3月期通期業績予想
売上高=610億円(前期比14.1%減)◇営業利益=32億円(同56.2%減)◇経常利益=34億円(同55.6%減)◇純利益=28億円(同48.8%減)
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