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グローバルベースで付加価値ある技術・製品・人財を生み出す研究・開発機関に

クリヤマホールディングス、「クリヤマR&D」を100%子会社に

商社 2024-01-18

 クリヤマホールディングスは1月1日付で、連結子会社のクリヤマジャパンおよび持分法適用関連会社の王子ゴム化成から、孫会社(連結対象)のクリヤマ技術研究所の全株式を取得し、社名を「クリヤマR&D」に変更したうえで、グローバルベースで付加価値ある技術・製品・人財を生み出す研究・開発機関として再編した。

 クリヤマホールディングスにとって、「研究・開発」は競争力強化、企業価値向上に極めて重要な位置付けにある。クリヤマ技術研究所は、アジアの中核事業会社であるクリヤマジャパンが75%出資する連結子会社として、同社事業に係る製品、部材の評価試験や分析・解析のほか、ゴム・樹脂を中心とした研究・開発を担ってきた。

 今回、クリヤマホールディングスの100%出資子会社とすることで、海外ホース事業において開発の中核を担うクリヤマホールディングス役員が取締役を兼務するなどの再編を実施し、グローバルベースで付加価値ある技術・製品・人財を生み出す研究・開発機関として位置付ける。

 これまでの事業に加え、将来の排ガス規制強化に備えた新商品や周辺部品の開発、 ゴム・樹脂に関する知見とホース事業で蓄積した技術を連携させた新商品の開発、新市場開拓に必要となる地域固有の製品規格の認証取得に資する開発などに取り組んでいく。

 当初は、連結子会社のサンエー敷地内に建築中の試験・研究所において事業を開始するが、投資を継続のうえで採用、産学連携等も強化していく。

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