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ゴム関連企業・関連団体の賀詞交歓会

フコク物産、思慮ある決断と覚悟で進む

商社 2020-02-06

 フコク物産は1月28日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)の天平の間で2020年新年賀詞交歓会を開催、取引先、同社従業員など約150人が出席した。

 冒頭、あいさつに立った木部美枝社長は「いま中国からの新型コロナウイルスの拡散が大変心配されるが、世界情勢や経済の動きを見守りたい。また昨年も自然災害が多かった一年だったが、スピード感と風を読む情報収集を大切にし、厳しい状況の中でしっかり社業に取り組んでいきたい。今年は庚子で新たな芽吹きの繁栄の始まり、つまり新しいことを始めるとうまくいくという年。良いこと、新しいことが始まるんだと強く思って進みたい。さて、グループの動向はフコク物産インドネシア(FBI)が昨年4月に予定通り立ち上がった。ここでは部品販売のほか、化学薬品も取り扱う拠点となる。またもうひとつベトナム・ハノイにフコク・インダストリー・ベトナム(FIV)という拠点ができた。これはOA機器向けの電子部品を製造する工場だが、昨年12月にEPDという免税ライセンスも取得した。それぞれ皆さんからの援助をお願いしたい。次に新規事業となる医療関係のSD開発センター、SRソフトビジョンの化成品なども一歩ずつ歩き出している。さらに新しい分野への挑戦として昨年ベンチャー投資を3件行っている。

 2020年の当社のスローガンは“FG25 パートⅡ思慮ある決断 覚悟を持って進めよう”とした。FG25とは2025年に向けた当社の中期計画を指す。現在世界情勢や事業環境が、かつて無いスピードで襲ってくる。その中で進むべきベクトルを定め覚悟を持って前進したいという意味を示している」とあいさつし、引き続き乾杯の音頭がなされ歓談に入った。

中締めをする大橋住友理工取締役専務執行役員


 中締めは大橋武弘住友理工取締役専務執行役員が行い、「年末、年初と国際情勢や新型コロナウイルスまで様々なことが起こり、その対応に急いでおられると思うが、そこで重要なのはやはり情報だ。しっかりした情報をスピーディーに取れるかということが対応の良し悪しに繋がっていくのだろうと考えている。我々住友理工はモノを作ってお客様に買っていただくという商売をしているが、その根源となるのが情報で、フコク物産さんから良い情報、しっかりした情報が入ってきて我々の仕事も前に進んでいる。今後ともよろしくお願いしたい」と語り、三本締めで散会した。

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