「基礎研究」「先行開発」「製品開発」全て行える拠点
【工場探訪】日本ミシュランタイヤ・太田サイト
タイヤ 2017-09-05

太田サイト
日本ミシュランタイヤは8月24日、メディア関係者を対象に同社の研究開発拠点・太田サイト(群馬県太田市)の一部施設を公開した。同サイトはミシュラングループが展開する世界6拠点のうちのひとつ。対象は乗用車用とLT(ライトトラック)用タイヤで、特に冬タイヤの基礎研究を行う施設としてはグループ唯一となっている。メディア関係者への公開は初めてという同サイトを紹介する。
ミシュランは1889年にフランスで創業。当初は農機具やゴム部品メーカーだったが、自転車用タイヤの開発をきっかけにタイヤ事業に進出。その後、自動車やバイク、建設・農業機械、モータースポーツなど幅広い用途に展開し、今日の地位を築いた。日本への進出は1964年で、東京五輪開催に向けて建設された東京羽田モノレールに装着するタイヤの納入が始まりだ。
「モビリティ」の発展に継続的に貢献することを使命に「ミシュランガイド」などを発行しているほか、タイヤ開発では「一部の性能を向上させる際に低下する性能が出ることは認められない」(日本ミシュランタイヤ)として、トータルパフォーマンスの向上を哲学としている。その考えのもと、ラジアルタイヤの実用化に始まり、これまで業界内で数々のイノベーションを実現してきた。
これらの技術開発力を支えているのが、今回紹介する太田サイトを含めた仏・米・印・中・ブラジルの世界6カ所のR&D拠点だ。太田サイトは仏・米に次ぐ3番目の規模で、「基礎研究」「先行開発」「製品開発」の3つを全て行える拠点としては本拠地の仏を除いては唯一となっており、グループ内でも中心的な役割を担っている。
同サイト内で働く従業員数は約300人。200を超える部材からなるタイヤの研究・開発に対応するため、50を超える多種多様なスペシャリストを擁する。国籍は日本人が主体ながら多様で、敷地内での共通言語は英語。テストドライバーも所属している。
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