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2026年年頭までに

ミシュラン、フランス国内の2工場を閉鎖へ

タイヤ 2024-11-08

 仏・ミシュランは11月5日、フランス国内にあるショーレ工場およびヴァンヌ工場を2026年年頭までに閉鎖すると発表した。

 ショーレ工場では、主に17インチ以下の小型トラック用タイヤを製造しており、従業員は955人。一方のヴァンヌ工場では、主にタイヤ部品を製造しており、従業員は299人。

 今回の2工場閉鎖について同社では、「近年、欧州の乗用車用タイヤ、小型トラック用タイヤ、大型タイヤ市場は、主にアジアからの低価格タイヤへの移行が激しくなり、当社の一部工場では構造的な生産過剰が生じていた。2工場の維持・存続を続けるには厳しいと判断した」としている。

 同社では閉鎖する2工場の従業員の再就職先確保のため、約3億3,000万ユーロの引当金を計上する予定。

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